10月に入るとぐっと涼しくなり、体が少し冷える季節になってきます。日々の犬のごはんも体を温める食材を使って冬に備えていきましょう。グラタンスープは魚介類の出汁とチーズの香りが食欲をそそります。
やわらかくとろけるようなかぶとの相性がとてもよく、おすすめの秋の一品です。
材料 体重10kgの犬 1食分
- かぶ 中1個
- ホタテ(茹でてあるもの) 2個
- エビ (茹でてあるもの) 2尾
- あさり(水煮) 6個
- にんにく 1/2片
- 豆乳 50cc
- チーズ 適量
- パセリ 適量
- オリーブオイル 適量
作り方
かぶの中心をスプーンでくり抜き(包丁で切れ目を入れておくとくり抜きやすい)、電子レンジで約1分加熱する。
くり抜いたかぶと葉の部分は細かく刻んでおく。
フライパンにみじん切りにしたにんにくとオリーブオイルをいれて熱し、香りが出てきたらホタテ、エビ、あさり、1で細かく刻んだかぶと葉を入れて軽く炒め、豆乳を加える。
耐熱の器に、2の具材を入れたかぶと豆乳のスープを入れる。
チーズをのせてオーブンで焼く。*220°Cで約8分(オーブンによって調整してください)
仕上げに刻んだパセリを散らして完成。
おすすめポイント
かぶは昔から解毒や消炎作用があり、胃腸を温めて冷えからくる腰痛をやわらげてくれる食材として利用されてきました。
白い根の部分と茎や葉のでは栄養成分が異なりますが、根の部分でも大根と比べて火の通りが早く、加熱で辛みも和らぐので犬が嫌がらずに食べてくれます。根は消化を助けるジアスターゼが多く整腸作用に優れ、葉はβカロテンはやビタミンCが多く免疫力アップに期待できます。動脈硬化予防や抗がん作用が高い食材ですので、旬の春と冬には積極的に取り入れるとよいでしょう。
豆乳は豆腐を作る過程でできるもので、良質なたんぱく質やオリゴ糖、カルシウム、ビタミン類など有効成分を多く含んでいます。
原料である大豆には注目の栄養成分サポニンが豊富に含まれ、コレステロールや中性脂肪を下げたり免疫力や肝機能を高め、レシチンは認知症予防や細胞の老化を防止する効果が期待されています。若返りホルモンを増やすといわれるイソフラボンは骨粗鬆症や循環器疾患のリスク軽減にも効果があるといわれていますので、シニアのごはんにはぜひ活用したい食材です。
ホタテ、エビ、あさりなどの魚介類はタウリンが豊富に含まれ、良質なたんぱく質と食べ合わせるとで動脈硬化につながります。